/ VN-310

VN-310 は、静的動作条件と動的動作条件の両方で、特に信頼性の低い磁気方位と良好な GNSS 可視性を備えた環境で、高精度の慣性航法ソリューションを必要とするアプリケーション向けに設計されました。VN-310 は、磁気センサーに依存することなく、静的条件と動的条件の両方で真の方位 (真北を基準とした方位角) を正確に推定する機能を提供します。これは、車両のダイナミクスに関するいかなる仮定もなしに車両またはプラットフォームの進行方向を測定する GPS 干渉計技術 (RTK 移動ベースライン技術) を利用することによって実現されます。これは、起動時に正確な機首方位を必要とするアプリケーション、または動的な位置合わせを実行するのに不十分な動きが存在する状況では、非常に重要な機能です。

VN-310 は、DO-160G 規格を満たすように設計された、精密フライス加工された陽極酸化アルミニウム製エンクロージャの 2 つのパッケージオプションで利用できます。デュアル I/O コネクタを備えた VN-310 は、外部 GNSS 受信機および IMU とのインターフェースに最大限の柔軟性を提供します。あるいは、VN-310 は、超小型パッケージで戦術グレードの IMU パフォーマンスを提供する小型のボードマウントオプションでも利用でき、SWaP-C の制約のあるアプリケーションに前例のない機能をもたらします。

センサーの概要

GNSS コンパスによる静的および低動的方位精度
VectorNav 処理エンジン (VPE) による外乱除去、適応フィルタリング、動的フィルタ調整
ハード/ソフトアイアン補正
結合された位置、速度、姿勢の推定値
すべてのセンサーは、全動作範囲 (-40 °C ～ 85 °C) にわたって、バイアス、スケールファクター、位置ずれ、および温度について個別に校正されています。
184 チャンネル L1/L2/E1/E5b GNSS 受信機
- RTK対応：外部RTCM 3入力のサポート
生の GNSS データ
- PPK 用のエクスポート可能な RINEX データ
- 生の疑似レンジ、ドップラー、および搬送波位相出力