VectorNav、慣性航法システム向けにLEO(低軌道)衛星補強を追加しAPNT機能を拡張
- Union Co Ltd

- 2 日前
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米テキサス州ダラス発(2026年6月2日)― VectorNav Technologies は、NAL Technologies との協業を基盤に、慣性航法システム(INS)の補強(エイディング)ソースとして低軌道(LEO)衛星信号への対応を拡張したと発表した。本機能は、VN-210E GNSS補強型INSを中核とする開発キットとして提供され、要望に応じてタクティカルシリーズ全体でより広範なサポートが利用可能となる。
GNSS拒否環境でも約50m CEPの測位を実証
今回のリリースにより、ユーザーはIridium®の衛星時刻・位置(STL:Satellite Time & Location)信号をVectorNavのINSアーキテクチャへ直接統合し、慣性データおよびGNSSデータに加えて新たな測定入力として活用できる。試験では、GNSS拒否環境において慣性による位置・速度・姿勢の連続出力を維持しながら、約50メートルCEPの測位性能が実証された。
なぜLEO(低軌道)衛星なのか
高度約20,000kmの中軌道(MEO)で運用される従来のGNSS衛星群とは異なり、Iridiumネットワークは高度約780kmの低軌道(LEO)に、クロスリンクされた66機の実運用衛星群を展開している。軌道高度が大幅に低いことで、地表に到達する信号はGPSの最大1,000倍と格段に強く、ジャミング(妨害)・信号減衰・環境的な遮蔽への耐性が向上する。
密結合EKFによるマルチソース統合
VN-210Eは4系統の独立したシリアルインターフェースと密結合型(タイトリーカップルド)の拡張カルマンフィルタ(EKF)を備え、LEO由来の測定値をGNSS、M-Code、ビジョンベース航法、その他のアシュアードPNT(APNT)技術と併せて取り込むことができる。その結果、多様なプログラム要件や運用シナリオに対応できる、モジュラーかつ高度にカスタマイズ可能なINSアーキテクチャが実現する。
VN-210E開発キットの構成
VN-210E開発キットは、エンジニアリングチームがLEO補強航法を評価するための実践的な手段を提供する。構成は以下の通り。
VectorNav製 VN-210E 組み込み型GNSS補強INS
NAL Technologies製 ALTM Micro-D レシーバー
Iridium開発用ライセンス(1年間)
リファレンス統合ガイド、ソフトウェアツール、迅速なカスタマーサポート
LEO補強のサポートは、プログラム固有の統合向けに、VectorNavのフルサイズ・タクティカルシリーズ(VN-210、VN-310、およびVN-310E デュアルアンテナGNSS/INS製品)でも利用可能である。
本機能は、より緊密に統合されたソリューションへ向けた一歩と位置付けられる。今後のバージョンでは、ハードウェアのさらなる統合、SWaP-C(サイズ・重量・電力・コスト)の低減、量産プログラム向けの導入の簡素化に注力していく。
担当役員のコメント
「慣性航法は依然として基盤です。LEO信号は、さらなる強靭性(レジリエンス)の層を追加します。複数の独立したソースを融合することで、いずれか一つの入力が劣化・拒否された場合でも、安定した航法ソリューションを維持できます。」
― Andrew Greer、事業開発担当シニアディレクター
詳細情報や開発キットのご請求は、sales@vectornav.com までお問い合わせください。
VectorNav Technologiesについて
VectorNav Technologies は慣性航法システムの世界的リーダーであり、防衛・航空宇宙・産業・自律走行車両の各市場の顧客に対し、高性能なIMU、GNSS/INS、APNTソリューションを提供している。米国テキサス州ダラスに本社を置き、最先端の慣性センサーと実績あるアルゴリズム、広範なキャリブレーション・試験プロセスを組み合わせることで、卓越した精度・信頼性・品質を実現している。
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