top of page

Leopard Imaging「車載カメラソリューション」のご紹介――GMSL2/GMSL3・FPD-Link IV対応 ADAS/自動運転向けカメラモジュール

現代の自動車には、1台あたり10台以上のカメラが搭載されることも珍しくありません。ADAS、自動運転、360°サラウンドビュー、CMS(カメラモニタリングシステム/電子ミラー)、DMS(ドライバーモニタリング)――用途が多様化する一方で、車載環境特有の耐振動・耐温度・耐ノイズ要求高速・長距離のデータ伝送を両立する必要があります。米国Leopard Imaging社は、これらの要求を満たす車載グレードカメラを、IATF 16949認証のもとで設計・製造しています。


Leopard Imagingの車載カメララインアップ

Leopard Imagingの車載カメラは、用途別・インターフェース別の両軸で整理されています。用途別にはフロントビュー、リアビュー、サラウンドビュー、DMS/OMS(ドライバー/オキュパントモニタリング)、CMS(カメラモニタリングシステム)に分類され、インターフェース別には主要な車載SerDes規格に幅広く対応しています。

  • フロントビューカメラ:ADAS・自動運転向けの物体検知・車線認識

  • リアビューカメラ:駐車支援・バックアップ監視

  • サラウンドビューカメラ:360°モニタリングシステム

  • DMS/OMSカメラ:運転者・乗員の状態監視

  • CMS(カメラモニタリングシステム):電子ミラー(デジタルミラー)


対応インターフェース:主要車載SerDesをフルカバー

車載カメラ選定における最大の判断軸のひとつがSerDes(Serializer/Deserializer)インターフェースです。Leopard Imagingは、Analog Devices(旧Maxim Integrated)系、Texas Instruments系、次世代規格のA-PHY、そしてASA(Automotive SerDes Alliance)まで、主要な規格に幅広く対応しています。

  • ADI GMSL/GMSL2/GMSL3:最大12 Gbps/リンク(GMSL3)の高帯域伝送

  • TI FPD-Link III/IV:テキサス・インスツルメンツの車載SerDes

  • A-PHY:MIPIアライアンスが策定する非対称物理層規格

  • ASA(Microchip/Aviva Links):Automotive SerDes Alliance準拠

  • Infineon MV-QSB3114:Infineon系インターフェース


GMSL2とGMSL3:高速化の最前線

Analog Devicesが策定するGMSL2は、1リンクあたり最大6 Gbpsの帯域を持ち、4K解像度30fpsの映像伝送をサポートします。同軸ケーブル1本で、映像データ、双方向制御データ、そしてPoC(Power over Coax)による電力供給までを担う、車載環境に最適化された規格です。

その後継であるGMSL3は、1リンクあたり最大12 Gbpsへと帯域を倍増させ、超高解像度サラウンドビュー、長距離・高精細な前方認識カメラ、AIベースのリアルタイムセンサーフュージョンといった次世代ADAS/自動運転アプリケーションに対応します。電子ミラー、デジタルコックピット、AIエッジビジョンへの進化を支える中核技術として位置付けられています。


採用イメージセンサー

Leopard Imagingの車載カメラは、世界の主要イメージセンサーベンダーの最新チップを幅広く採用しています。用途・HDR性能・LED フリッカー対策(LFM)・解像度といった要件に応じて選択可能です。

  • Sony:IMXシリーズ(IMX530など)

  • onsemi:AR0231(RCCBセンサー出力、12-bit RAW)、Hyperluxシリーズほか

  • OMNIVISION:OX03A10、OX03C10などの車載HDRセンサー


具体的な製品例

  • LI-OX03A10-GMSL2-077H:OmniVision OX03A10 + Maxim MAX9295A/B、水平画角77.4°、GMSL2 PoC対応。360°サラウンドビュー、リアビュー、車線逸脱警報/車線維持支援、CMS、自動運転向け。

  • LI-AR0231-GMSL2-060H:onsemi AR0231 RCCBセンサー、12-bit RAW出力、GMSL2シリアライザ内蔵。60°/120°/200°の画角オプション。高性能ADAS・バックアップ・サラウンドビュー用途。

  • LI-OX03C10-GMSL2:OmniVision OX03C10ベースの車載HDRカメラ。

  • LI-IMX530-GMSL2:Sony IMX530ベースの高解像度車載カメラ。


統合ISPオプション

Leopard Imagingの車載モジュールの一部には、Ambarella CV22/CV25Xilinx Zynqなどの画像信号処理プロセッサ(ISP)を内蔵したモデルが用意されています。カメラ側でISP処理を完結させることで、ホスト側SoCの負荷を下げ、システム全体の設計を簡素化できます。これは、複数カメラを扱うサラウンドビューシステムや、AIエッジ推論と組み合わせる構成で特に有効です。


車載品質を支えるIATF 16949認証

車載カメラは、広温度範囲での動作保証(通常 -40℃〜+85℃以上)、振動・衝撃耐性、EMC適合性、長期供給保証など、民生カメラとは一線を画す要求を満たす必要があります。Leopard Imagingは自動車産業の品質マネジメントシステム規格IATF 16949を取得しており、OEM/ティア1向けの量産納入に求められる品質プロセスを社内に確立しています。


なぜLeopard Imagingの車載カメラなのか

車載カメラは、「センサー+レンズ+ISP+SerDes+ハウジング+ドライバー」という複合スタックです。特に、最新のGMSL3やASAといった次世代規格は、リファレンスデザインの有無が立ち上げスピードに直結します。Leopard Imagingは、ADI・TI・Microchip・Aviva Linksといった主要SerDesベンダーの公認パートナーとして、最新インターフェース対応カメラをいち早く投入できる体制を持ちます。

国産OEM/ティア1・建機/農機・特殊車両メーカーが、ADASや電子ミラー、自動運転プロジェクトを立ち上げる際、評価用モジュールから量産OEM/ODMまで一気通貫で任せられるパートナーとして、同社は有力な選択肢となります。


お問い合わせ

Leopard Imaging車載カメラの仕様詳細、カスタム案件のご相談は、当社までお気軽にご連絡ください。


※本記事は、Leopard Imaging Inc.(leopardimaging.com)およびAnalog Devices社等の公開情報をもとに作成した製品紹介記事です。仕様・ラインアップは予告なく変更される場合があります。最新情報および個別案件の可否については、当社までお問い合わせください。

コメント


bottom of page